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Château Haut-Brion(シャトー・オーブリオン)訪問~
Château Haut-Brion(シャトー・オーブリオン)を見学しました。
ボルドーの中心街から車で15分ほどで、市バスでも行ける便利な立地です。

オー・ブリオンは、1855年の格付けシャトーの中で、
唯一メドック以外の赤ワインで格付けされているシャトーです。

エントランスホール、美術館のようです。
まずは、シャトーの歴史について説明してくださいました。
シャトーのあるペサックでは、西暦1世紀ごろからブドウ栽培がされていました。
オー・ブリオンは、小高い丘という意味で、昔から名付けられていた土地です。
シャトーの500年の歴史の中で重要な人物が3人います。

ジャン・ド・ポンタック(ボルドー高等法院の書記官だった方)
1525年、リブルヌ市長の娘と結婚したことによりオーブリオンの土地の地主となる。
Château Haut-Brionの歴史の始まり年
1533年、オーブリオンの邸宅を購入
1549年、ボトルのラベルに描かれているシャトーを建設
3度結婚し、15人の子供をもうけ、101歳まで生きた方です!!

アルノー・3世・ド・ポンタック
補酒、澱引きをすることを考え出して、ワインの熟成を可能にした方
今日の赤ワインの生みの親と言っても過言ではありません。

クラレンス・ディロン(ニューヨークの銀行家・フランス愛好家)
1929年の経済危機により経営困難に陥ったシャトーは、持ち主の高齢と病もあり、
1935年売りに出されたところをディロン氏が購入。
投資金を取り戻すのに35年かかったとか。
ジャン・ド・ポンタック同様においしいワインづくりに情熱を傾けたそうです。
彼の孫娘が、1967年ルクセンブルグ大公国のシャルル殿下と結婚したことにより、
その息子のロベール殿下が、2008年より社長を務めています。

シャトーの敷地の縮図
1983年に向かいのChâteau La Mission Haut-Brionを購入。
オー・ブリオンと同じ製法でワインが作られています。
2層に分かれているタンクは、オー・ブリオンが考え出した特注タンクです。

樽を製作中~

赤いラインは、作業によってワインがこぼれても分からないようにする為に塗られています。
美意識の高いフランス人らしいアイディアです!

試飲ルーム。
かつては、オランジュリーというオレンジの温室だった所です。


Château Haut-Brion~
深み、まろやかさ、リッチなアロマ、
若くても1級品は一線を画します~

ラベルに描かれているシャトー。
殿下がご滞在中は、庭を見学できません~
▲
by bonjourbordeaux
| 2018-08-24 21:20
| ワイン
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サマータイムに賛成?反対?
今、サマータイムに賛成か反対か、市民の意見をヨーロッパ委員会が求めています。
(アンケートに参加する方は、コチラ)

サマータイムは、3月の最終日曜の朝2時に、1時間時間を進めます。
そして、10月の最終日曜の朝2時に、1時間時間を戻します。
このシステム、フランスでは、1917年に導入され、
第2次世界大戦後、廃止されますが、
1976年にエネルギー削減のために再開されました。
ところが、近年その効果が薄いばかりか、
サマータイムの時期に脳梗塞、事故、不眠が増える調査結果が出ていて、
今年の2月には、ヨーロッパ委員会で廃止の投票結果が出ていました。
今回のアンケートは、ヨーロッパ議会がこの動きに関心を持つのが目的のようです。
私も早速アンケートに参加しました。
サマータイム廃止に賛成です!
理由は、エネルギー削減にあまり効果がないのであれば、
無い方がシンプルだからです。
そして、1時間とはいえ、それに順応するのに体への負担を感じるからです。
アンケートは、8月16日までです~
▲
by bonjourbordeaux
| 2018-08-08 23:05
| トピックス
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ボルドーにあるもう一つのワイン博物館~
Musée du Vin et du Négoce(ワインとネゴシアン博物館)に行きました。

ボルドーでワインに関する博物館と言えば、
2016年にオープンした”La Cité du Vin”がすっかり有名になりましたが、
(”La Cité du Vin”を紹介したブログは、コチラ)
こちらは、2008年にオープンしています。

1720年代に、アイルランド人のワイン商人だったFrancis Burkeが、
オフィス兼自宅に建てた建物を使っています。
美術館は、1階が受付&ショップ、地下が展示スペースになっています。

当時は、ネゴシアンと呼ばれた取引商人が、シャトーから買ったワインを熟成させていました。
なので、同じシャトーのワインでもネゴシアンによってワインの味が異なっていたそうです。

コラージュ(清澄)に使う卵白を混ぜるのに使っていた泡だて器

スーティラージュ(澱引き)に使っていたポンプ

樽を作る作業工程が、ビデオで流れています。

ボトル詰め出荷が始まったのは、19世紀になってからで、
ラベルは、とってもシンプルだったそうです。

1924年、不正防止と正真正銘のグランヴァン提供の為に、
シャトーでのボトリングを義務付けたのは、
ムートン・ロッチルドの所有者だったフィリップ・ロッチルド男爵で、
イケム、マルゴー、オー・ブリオン、ラフィット・ロッチルドがこれに従ったとか。
ボルドーワインの歴史について色々説明してあり、興味深かったです。

赤と白ワインの試飲付きです~

これが入り口です。
住所:41 rue Borie 33300 Bordeaux(トラムB線 Chartronsから徒歩5分)
12月25日と1月1日以外は毎日開館(10:00-18:00)
入場料10€、18歳未満は無料、学生5€です。
日本語の資料があります。
▲
by bonjourbordeaux
| 2018-08-01 17:48
| ボルドー
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2013年5月からボルドー在住。ジャンルを問わずフランスの面白情報を綴っています。
by カヌレ
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